ボートや水上バイクを楽しむ時に必要な小型船舶免許は、どのようにすれば取得できるのでしょうか。まず国家試験を受けて取得するという方法があります。それから登録小型船舶教習所という、国土交通省登録の教習所で講習を受け、修了試験を受けるという方法もあります。いずれの場合も、試験に合格すれば免許を手にすることができます。
国家試験対策としては、スクールに通うか独学するかのどちらかになります。独学の場合でも、ボートを使った実技試験が行われますので、実技対策としてスクールの講習を受けておくのがいいでしょう。また年齢制限があり、1級小型船舶免許を取る場合は、試験の前日までに17歳9か月以上、それ以外の場合は15歳9か月以上でないと受験ができません。この1級免許は、外洋と呼ばれる比較的沖の方でボートを操縦するためのものです。
それ以外の免許としてはまず2級免許があり、こちらは外洋でなく、岸に近い沿岸でボートを操縦できる免許です。それから水上バイク免許もあります。特殊小型船舶免許ともいわれ、この免許がないと水上バイクを楽しむことはできません。そしてもうひとつ、湖でバス釣りを楽しみたい人向けの湖川小出力限定免許もあります。
まず自分が取得たい免許を選んでから、受講または独学で勉強するようにしましょう。既に他の免許を取得している人の場合は、学科試験や実技試験が一部免除されます。それから小型船舶免許は、通常の試験以外に視力と色覚と聴力の検査も行われます。